都立家政ぎっくり腰｜ぎっくり腰専門

力は押せば押し返される作用と反作用の仕組みがあり、反作用の影響を受けないようにするためには腹筋や足の筋肉で踏ん張ることで土台を安定させることが必要。動作をするときにはお腹を引き込んで腹筋を固めるとぎっくり腰の防止となる。

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ぎっくり腰防止のための腹筋動作

さて、本日はぎっくり腰の防止のための腹筋動作についてお話させていただきましょう。ぎっくり腰や腰痛を防止するためには昔から『腹筋を鍛えると良い』などと言われております。ところ腰痛をお持ちになられている方で実際に毎日１００回以上腹筋運動をしているのですが疲れるだけでまったく症状が改善されないと嘆かれる方もおります。なぜ腹筋を鍛えることが良いのか？そしてどうしてこれまでの方法ではダメなのか？これについてふれていこうと思います。

物体には作用と反作用の力が常に働いている。

ではまず腹筋を用いることがどうして大切なのか？ということについて述べてゆきます。例えば皆様が船の上にのってもう一隻の船を棒でグイと押すと相手の船が押されて動きますが、自分の船も後方へ押されますよね。物体には押せば押し返される作用と反作用がはたらきます。

陸上で押したときにも反作用の力を受けている。

このような作用と反作用というものは決して水上だけで起こる現象ではありません。陸上でも同じくして生じてしまうのです。例えば手で大木を押すと押された側はびくともしませんので自分の体が押し返されてしまいます。

反作用の力に耐えうるためには腹筋を用いる。

この反作用の力で跳ね返されないようにするためにはどうしたら良いのかと申しますと、お腹から力を入れること、そして足元をガッシリと安定させて踏ん張ることが必要です。そうしますと全身で全力で押しても体勢を崩さずにいられます。つまり手で物を押すのではなく腹から力をこめることが必要なのです。足で押し出す力が腹をから手に伝わって行くと全身の力で押したりすることが出来るわけです。